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嶽麓書院所藏簡《秦律令(壹)》譯注  新刊

嶽麓書院所藏簡《秦律令(壹)》譯注

◎古代人が記した法文の断片に挑む、分析と考究の一冊!

著者 宮宅 潔
ジャンル 東洋史(アジア)
東洋史(アジア) > 殷周秦漢
出版年月日 2023/03/28
ISBN 9784762967276
判型・ページ数 B5・608ページ
定価 15,400円(本体14,000円+税)
在庫 在庫あり
 

目次

序論 ――嶽麓書院所藏簡《秦漢律(壹)》解題(宮 宅  潔)

譯注篇
凡例
第一組譯注
第二組譯注
第三組譯注

考證篇
居縣(安 永 知 晃)
身分呼稱としての「君子」(齋 藤  賢)
計時(曹  天 江)
故塞徼外蠻夷 ――故塞・故徼のむこう側――(太田 麻衣子)
工室(林  怡 冰)
動産賣買の質(宗  周太郎)
執法(土 口 史 記)
名詞の後につく「所」 (角 谷 常 子)
蜀邑 ――關連する諸問題の考證―― (楊  長 玉)
屬尉佐 (西  眞 輝)
廷内史郡二千石官共令(宮 宅  潔)
同居 ――世帯構成員を指す法律用語――(鷲 尾 祐 子)
論令出會之(鷹 取 祐 司)
嶽麓〔肆〕341~342簡の考察(目 黒 杏 子)
嶽麓〔肆〕366~371簡「毌奪田時令」をめぐって――律令と官箴のあいだ―― (佐 藤 達 郎)
あとがき
索引

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内容説明

【序論より】(抜粋)
  本書は、京都大學人文科學研究所の研究班(「秦代出土文字史料の研究」班、二〇一六~二〇二〇年度、「秦漢法制史料の研究」班、二〇二一~二〇二五年度)で會讀した、嶽麓書院所藏《秦律令(壹)》の譯注、ならびに關連する研究箚記から成る。譯注篇については、すでに「嶽麓書院所藏簡《秦律令(壹)譯注稿」を『東方學報』に發表してきたが、今囘それらに必要な校訂・修正をほどこし、一つの譯注にまとめた。そして新たに、解釋の難しい語句や更なる掘り下げが可能な術語・條文に關して考證篇を用意し、譯注の内容を補うこととした。


Annotated Translation of the Qin Statutes and Ordinances(vol.1) in the Bamboo Slips Collected by the Yuelu Academy

 

 

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